研究会議 2023年 労働政策研究会議
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2023年度労働政策研究会議自由論題報告者公募のご案内

 研究会議では、自由論題セッションを設け、同セッションの報告者を別紙「自由論題セッション報告者の公募について」により公募することといたしました。労働分野の若手研究者を含むさまざまな会員に、日ごろの研究成果を報告する機会を提供し、研究者育成と労働問題研究の水準向上を図ることを目的としています。報告を希望される方は締切日までに報告テーマと報告概要を記したエントリーシートを提出し、研究会議準備委員会の審査をパスすることが必要となります。この点をご了解ください。
 なお、非会員であっても自由論題報告者に応募することができますが、報告時までに会員となることが必要です。

2023年度労働政策研究会議
自由論題セッション報告者の公募について

1. 趣旨
  労働分野の若手研究者を含む会員に日頃の研究の成果を報告する機会を提供し、研究者育成と労働問題研究水準の向上をはかる。

2. 報告日時
  2023年9月24日(日) 
各報告者につき報告時間20分・質疑時間10分(予定)

3. 応募資格
  原則として大学院修士課程修了またはこれに準ずると認められる者および社会保険労務士等の専門家、労働関係機関の役職員等の実務家。
日本労使関係研究協会会員でない者は、報告時までに会員となることが必要。

4. 報告テーマ
  自由。ただし労働問題に関するテーマとする。

5. 分科会
  自由論題のセッションは3分科会を予定する。各分科会の報告者は、3名ないし4名とする。各分科会に座長を置き、座長が分科会の司会・運営にあたる。

6. 応募方法
  報告論文のテーマと報告概要を記したエントリーシートを2023年5月31日(水)までに事務局に必着するよう提出する。報告概要は、1,600字前後で横書きとする。

7. 報告者の決定
  提出されたエントリーシートを準備委員会において審査し、結果を後日通知する。
8. 報告論文またはレジュメの提出
  報告者に別途ご案内いたします。

会議テーマ等

日時:2023年9月24日(日)10:00~17:30
会場:オンライン(Zoomを使用)
統一論題テーマ:
人材育成・キャリア形成をめぐる政策課題~組織(企業)主導型から社会・企業・個人(労働者)協力型の人材育成・キャリア形成の構築を目指して 

 厚生労働省は、令和3年3月29日、令和3年度から令和7年度までの5年間にわたる職業能力開発施策の基本方針を示した「第11次職業能力開発基本計画」を策定した。その基本計画の中では次のように述べられている。
 グローバル化による競争激化のほか、新型コロナウイルス感染症の影響によるデジタ ル技術の社会実装の進展等による労働需要の構造変化の加速化、人生100年時代の到来 による労働者の職業人生の長期化など、労働者を取り巻く環境が大きく変化していくことが予想される中で、労働環境の変化に応じて、労働者が主体的に能力の向上やキャリア の形成に取り組み、それを企業、国、都道府県等が支援することによって、一人ひとりの 希望するライフスタイルの実現を図ることが重要である。以上のような観点から、 第11次職業能力開発基本計画では、労働者に求められる能力の急速な変化と職業人生の長期 化・多様化が同時に進行する中で、企業における人材育成を支援するとともに、労働者の 継続的な学びと自律的・主体的なキャリアの形成を支援する人材育成戦略として本計画 を位置付け、職業能力開発施策を実施していく。
 今年度の研究会議では、この基本計画を受けて、労働需要の構造変化及び労働者を取り巻く環境が大きく変化していくなかで、企業や個人(労働者)が効果的な人材育成・キャリア形成(支援)を進めていく際の課題等を幅広く検討する。
 具体的な議論の項目としては、以下の4点が考えられる。

(ア) 教育制度や労働市場との関係に注目しながら、日本の人材育成・キャリア形成の仕組みを考察すると、どのような特徴や課題があるのか。
(イ) 人事管理との関係に注目しながら、組織(企業)が効果的な人材育成・キャリア形成(支援)を進めていく際の課題は何か。
(ウ) 組織を越えたキャリア形成や越境学習等との関係に注目しながら、個人(労働者)が効果的な人材育成・キャリア形成を進めていく際の課題は何か。
(エ) 社会、企業、個人(労働者)が効果的な人材育成・キャリア形成(支援)を進めていくためには、どのような法政策が必要か。
以上の点を4人のパネリストとともに考察する。

統一論題シンポジウム登壇者(五十音順・敬称略)

法政大学大学院政策創造研究科教授 石山 恒貴
玉川大学経営学部教授 大木 栄一
法政大学キャリアデザイン学部教授 佐藤 厚
佐賀大学経済学部教授 早川 智津子
司会:一橋大学大学院経営管理研究科教授 島貫 智行

2023年度労働政策研究会議準備委員会(五十音順・敬称略)

香川大学経済学部教授 青木 宏之
(独)労働政策研究・研修機構副統括研究員 池添 弘邦
玉川大学経営学部教授 大木 栄一(準備委員会委員長)
法政大学キャリアデザイン学部教授 佐藤 厚(準備委員会アドバイザー)
一橋大学大学院経営管理研究科教授 島貫 智行

当日のスケジュール(案):ZOOM開催

10:00-12:00 自由論題セション(Zoomのブレイクアウトルーム機能を使用)
12:00-13:00 昼食休憩
13:00-13:50 総会
14:00-17:30 統一論題シンポジウム
14:00-14:10 趣旨説明(大木)
14:10-14:30 報告1(佐藤)
14:30-14:50 報告2(大木)
14:50-15:10 報告3(石山)
15:10-15:30 報告4(早川)
15:30-15:45 休憩
15:45-17:20 パネリスト間の討議、フロアとの意見交換
17:20-17:30 シンポジウムのまとめ
17:30 閉会

自由論題の応募締切

2023年5月31日(水)
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